郡山の質屋からおトク情報発信中 「質屋情報」記事一覧

知っているようで知らない「質屋」の話 vol.23

2021年06月25日

卓上にもOK!
オゾン脱臭機「LOOP」

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前回のコラムでは、新型コロナに対するオゾンの効果が、医科大学の研究によって証明されたこと、オゾンは大気中の酸素が元となった物質のため、薬品で心配されるような残留毒性がなく安全であることをお話ししました。その他にも、コロナ対策にかかる時間と労力を軽減できる点も注目されています。皆さんも、新型コロナ関連のニュースで、飲食店や美容室のスタッフがせっせとアルコール消毒や拭き掃除をしているシーンを見たことがあると思います。このような手作業は、時間と人手(労力)がかかるのがネックです。一方、オゾンは長時間、優れた効果を発揮しますから、何度も拭き直す手間がかかりません。清掃時間と手間を省けますし、拭き忘れなどのうっかりミスも減らすことができます。

当店では、2タイプのオゾン脱臭機を販売しています。1つめが「LOOP(ループ)」です。ペットボトルより小さいので、デスクやテーブルの上に置いても邪魔になりません。車の中に置くのにもぴったりです。私はマイカーに乗せていますが、スクールバスや個人タクシーの運転手さんにもおすすめです。価格は35,000円(税別)です。


店舗やおうちのリビング向け
オゾン脱臭機「O3プレミアム」

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当店で扱うオゾン脱臭機2つめは、「O3プレミアム(オースリープレミアム)」です。「LOOP」より大きいといっても、幅18センチ、奥行き約8センチ、高さ20センチとコンパクトです。店舗、オフィス、広めのリビングにはこちらが向いていると思います。当店にも設置しており、価格は186,000円(税別)です。

「LOOP(ループ)」と「O3プレミアム(オースリープレミアム)」は、いずれも、オゾンの力で根本的な除菌・脱臭効果を発揮し、コロナやインフルエンザなどのウイルス、細菌・カビ等の臭いも分解します。一般のお店やご家庭でも、医療施設レベルのウイルス対策ができる時代になりました。

オゾン脱臭機と市販されている空気清浄機では何が違うかなど、詳しいことはブレラ質アキヤマまでお気軽にお問い合わせください。

知っているようで知らない「質屋」の話 vol.22

2021年06月04日

空気までキレイなお店
ブレラ質アキヤマ

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新型コロナウイルスが世界に蔓延し、既に1年が過ぎました。日本でも医療従事者や高齢者の方からワクチン接種が始まっていますが、終息がいまだ見えず、不安な毎日をお過ごしのことと思います。

このような状況ですが、ブレラ質アキヤマは元気に営業中!実はコロナ以前から、当店ではオゾン脱臭機の設置と、「デルフィーノ」(光触媒と銀によるコーティング加工)をしています。質屋ですから、当然お取り扱いする品物のほとんどが中古品です。お客様に安心して気持ちよく過ごしていただきたいと思い、オゾンの働きを活用してキレイな空気を維持しています。また、インフルエンザウイルス対策にも良いと知って、数年前に導入しました。

さて、今日のコラムのキーワードは「オゾン」です。そもそも、オゾンとは何でしょうか。理科の勉強みたいなお話しになりますが、オゾンは3つの「O(酸素原子)」が結合してできたもので、熱や光によって分解することで高い殺菌・脱臭・洗浄能力を発揮します。有機物を分解した後は酸素に戻るため、化学薬品などで心配される残留毒性がないのも大きなポイントです。以前よりインフルエンザ、ノロ、SARS(サーズ)等のウイルスに効果があることで知られており、病院や救急車の車内で使用されてきました。


高い効果でしかも安全!
オゾンの実力

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2020年5月、奈良県立医科大学と一般社団法人MBTコンソーシアムが、世界初となる「オゾンによる新型コロナウイルス不活化確認」を発表しました。臨床実験により、オゾンがコロナウイルスにも効くことが証明されたのです。同年8月には藤田医科大学から、オゾンの新型コロナウイルスに対する効能の研究結果が発表されました。テレビ番組にも取り上げられており、NHKの 「おはよう日本」でオゾン脱臭機の製造メーカー「タムラテコ」が紹介され、新聞、Yahoo!ニュース等でもオゾン関連の記事が次々と掲載されました。ダイヤモンド・プリンセス号の最終清掃にオゾンが使用されたことも知られています。こうして、「コロナウイルス対策にオゾン」という認識が、世間一般にも広まってきているようです。

当店としても、店内の空気清浄とインフルエンザウイルス対策のために設置したオゾン脱臭機が、コロナウイルスにも効くと知り、「今後も、お客様に安心してご来店いただける」とホッとしたものです。

このたび、ブレラ質アキヤマでもオゾン脱臭機(新品)の販売を開始しました。次回のコラムでご案内いたします。

知っているようで知らない「質屋」の話 vol.21

2021年03月22日

安土桃山時代~令和へ
質屋の品物いろいろ

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「質屋で取引されている商品は何だと思いますか?」と質問したら、あなたは何とお答えになるでしょうか。金・プラチナ、ブランド腕時計やバッグ、宝石類を思い浮かべる方が多いと思います。実は、質屋が扱う商品は、皆さんの想像以上に幅広いものとなっています。

質屋の起源は、安土桃山時代にまでさかのぼるといわれており、取引される品物は、時代とともに変化してきました。はじめの頃は武具や着物、私たちの祖父母やもう少し前の世代なら背広や布団、昭和や平成にかけてはブランド物、そして今では、ウイスキーやワインなどのお酒(当店は酒類販売免許を取得しているのでお取り扱いが可能です)、ビール券や百貨店商品券等の金券類、電動工具、そしてiPhone等の携帯電話やデジタル家電といった品物も、ブレラ質アキヤマではおなじみの顔ぶれとなっています。

ここで、「携帯電話を質屋に持って行ったら、携帯が使えなくなるじゃない。いったいどういうこと?」と思われた方にご説明したいと思います。質屋に携帯電話が持ち込まれるのは、次のような理由が考えられます。まず、「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)」です。


イマドキ質草
携帯電話

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MNPによって、お使いの電話番号はそのままで通信会社を変更することが可能となりました。ドコモからソフトバンク、auからドコモといった具合です。そのため、通信会社のシェア争いが激化し、各社がMNPのキャンペーンを打ち出すようになりました。例えば、新しい携帯電話をプレゼントする特典が設けられたこともあります。手元に携帯電話が2台ある状態が生まれたため、これまでの電話を使い続け、特典でもらった携帯電話を質屋に持ち込むことも可能となりました。

ほかにも理由はあります。かつては、「携帯電話は1人に1つ」という時代でしたが、今ではデジタル端末がすっかり身近なものとなりました。携帯電話を2~3台持ったり、携帯電話とiPadなどのタブレットを併用したりする方も多くいらっしゃいます。また、無料通話アプリが普及したこともあり、サブで使用している携帯電話やタブレットが手元を離れようとも、外部との連絡の生命線が絶たれることはありません。そういう理由で、携帯電話を質屋に預けるケースが増えてきたというわけです。

知っているようで知らない「質屋」の話 vol.20

2020年11月12日

何と読むかわかりますか?
"出質ラッシュ"

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秋が深まってまいりました。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋。皆さんはどんな秋を楽しんでいらっしゃるでしょうか。

さて、前回のコラムでは、コロナ禍が一因と見られる金と株の相場の不思議な動きについてお伝えしました。今回も、新型コロナが発端と思われる現象のひとつ、「出質ラッシュ」についてお話ししたいと思います。出質は「でしち」、あるいは「でびち」と読みます。融資のためにお預かりしていた品物が、お客様の返済によって質屋から出ていくことを表しています。出質ラッシュ、つまり出質が立て続けに起こったことをご説明する前に、まずはブレラ質アキヤマ自慢の金庫と質預かりについてご紹介させてください。

「質預かり」(お客様にとっては"質入れ")とは、質屋がお客様にご融資する代わりに時計や貴金属などのお品物をお預かりするシステムです。お品物は担保となるものですから、金庫(蔵)に入れて大切に保管するのが私たち質屋の義務です。当店は、行政が定める耐火性能・防盗性能基準を上回る堅牢な金庫を備えています。革製のブランドバッグなどのデリケートなアイテムにも対応するために、金庫の中にエアコンと除湿器を設置し、温度と湿度を適度に保つことで防湿・防カビ対策に万全を期しています。

金庫を開けると、質預かりをしたお客様のお品物がずらりと並び、まるで持ち主様のお迎えを待っているようです。お客様が返済にご来店されると、金庫からお品物を取り出してお返しします。お品物が金庫を出たり入ったり。これが質屋の日常風景でした。


ブレラ質アキヤマの
金庫(蔵)にこんな動きが!

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今年の春から夏にかけて、当店の金庫にはかつてない動きが見られました。「出質ラッシュ」です。いつもは、お客様のお品物が出たり入ったりしている金庫ですが、入るお品物より金庫から出ていくお品物が圧倒的に多かったのです。当店に限らず、全国の質屋で同じ現象が見られたようです。

原因はいくつか考えられます。まず、外出自粛の要請や緊急事態宣言を機に、StayHomeが浸透しました。そのため、質預かりはもちろん、売買などに来店されるお客様の数そのものが減りました。当然、金庫に入るお品物の数も増えませんでした。

次に、国が国民に対し給付金を支給したことです。現金が入ったのを機に、返済に来店されるお客様が増えたのです。中には、数年もの長きにわたって質入れを続けていたお品物を手元に戻された方もいらっしゃいました(質預かりの期限は基本3か月ですが、延長も可能です)。そういうわけで、当店の金庫は空っぽまでとはいわないまでも、かなりガラガラの状態になりました。新型コロナがやや落ち着いてからは再び質預かりのお取引が増え、金庫の中も少しずつにぎわいを取り戻しています。

それにしても、未だに終息が見えず「withコロナ」へとシフトしつつある今日この頃、質屋の商売も、日々の暮らしも、柔軟に対応することで乗り切り、未来を少しでも明るいものにしたいと感じています。皆さん、これからも一緒に頑張りましょう!例えば、長らくご使用になっていない貴金属やジュエリー、未開封のウイスキーやワインなどはありませんか?ブレラ質アキヤマがお役に立てることがあると思います。お気軽にご相談ください。

知っているようで知らない「質屋」の話 vol.19

2020年09月05日

コロナ禍の影響!?
金と株の不思議な動き

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季節は夏から秋へと移りつつある今日この頃、いかがおすごしでしょうか。新型コロナもなかなか落ち着かず、不安や不便さを感じている方も多いと思います。このようなときだからこそ、当店に遊びにいらっしゃいませんか?ブランドウォッチ、ジュエリーなど、きらびやかなものを見るだけでも気持ちが上がるかもしれません。ブレラ質アキヤマの店内は、抗菌コーティングの「デルフィーノ」とオゾン脱臭機により、清潔な空間を維持しています。安心してお立ち寄りください。

さて、今日は「金(きん)」についてお話ししたいと思います。皆さんも、金の価格高騰のニュースを見聞きしていらっしゃるのではないでしょうか。2020年7月、金の価格は日本円・ドルベース共に過去最高値を更新し、現在も非常に高い価格で取引されています。これまで、金の価格はおおむね右肩上がりで推移してきました。当店がオープンした15年前に比べると、1g当たりの価格は約4倍にまで上昇しています。当店のお客様の中にも500g、1kgといった金製品をお持ち込みになった方がいらっしゃいました。

金の相場を考えるとき、投資家の方は株についてもお調べになると思います。今までは「金と株価は反比例する」というのが通説でした。ところが今、金も株価も上がっているのです。なぜでしょうか。

新型コロナによって経済活動が制限され、国や地方自治体からは給付金や助成金が支給されました。個人や法人に「現金」が入ったものの、そのお金は暮らしや事業の維持に優先され、外出を伴う買い物、レジャー、旅行に使われるケースは少数派だったようです。その一方で、家にいながらお金を動かす方法があります。例えば、ネットを使った株式投資なら外出は不要です。自宅でのネット株取引の増加が「株も上がる」現象を招いた一因と考えられます。


「金」と向き合って15年
金のことなら何でもご相談ください

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金は、ブレラ質アキヤマが最も力を入れてお取り扱いしている品目のひとつです。長いお付き合いのお客様の中には、金の取引を目的とされている方もいらっしゃいます。当店の金の買取相場を常にチェックし、「今が一番高く売れる!」と思われるタイミングでご来店されるのです。ブレラ質アキヤマのホームページでは、トップの見やすいところに金の相場をご提示しています。興味のある方はぜひご覧ください。今後もブレラ質アキヤマは、金の相場の動きにしっかり向き合い、なるべく高価格で買い取ることでお客様に喜んでいただけるようにがんばります。

コラムの前半で、「金の価格が15年で約4倍に上がった」とお話ししました。仮に10万円の金製品を持っていたとしたら、15年間で40万円になっている計算です。私の頭の中には「もしも、金を運用していたら今頃......!」という妄想がふくらむこともありますが、独り言です(笑)。やはり商売が第一、個人としてはコツコツと慎ましく暮らしていこうと思います。もちろん皆さんは、当店を活用して金で利益を得ていただければ幸いです。金のことなら何でもご相談ください。

次回のコラムでは、新型コロナによる影響と思われる現象のひとつ「出質(でびち)ラッシュ」についてお話ししたいと思います。(続く)