がんばれ!東北!地域情報「2014年7月」記事一覧
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7/19桂島海水浴場オープン!東日本大震災後の初泳ぎを!!
2014年07月18日
日本三景の松島湾の一部をなす浦戸諸島には、集落のある桂島、野々島、寒風沢、朴島のほか多くの無人島があります。波で浸食された奇岩と松による松島らしい見事な景観の島々です。
東日本大震災後、桂島の海水浴場は休止していましたが、7月19日~8月17日オープンすることになりました。オープン前の6月末に行ってみたのですが、透き通った青い海と静かに波が寄せる砂浜が美しく、「こんな近場にこんなに素敵なビーチが!」「沖縄みたい!」と思わず興奮してしまいました。そうしてあまりの海の美しさに、仕事を忘れて裸足で海に...。そういえば、東日本大震災後に私は一度も海水浴をしていません。これまでそんな気持ちにはなれなかったのです。仕事で海に出かけることはあっても、浜辺で遊ぶことすらありませんでした。けれども、桂島の美しい海を眺めていたら「泳ぐのもいいな」と思えてきました。その後、海水浴場から歩いて西端にある観月崎展望台に上ってみました。展望台からは七ヶ浜方面が見渡せ、島から眺める松島湾の風景が新鮮でした。
桂島へ行くには、本塩釜駅から徒歩8分の場所にあるマリンゲート塩釜から塩竈観光汽船を利用します。海風を受けて走る船の旅は快適で、松島湾の景色も存分に堪能できます。時間はわずか約20分(片道大人500円)、あっという間に桂島に到着です。離島へ出かけるというと、時間もお金もたくさんかかると思いがちですが、意外に簡単にいけるので、ぜひ訪ねてみてください。浦戸諸島には桂島のほか、朴島の菜の花畑や野々島のラベンダー畑と洞窟群、寒風沢島の田園風景など、季節ごと各島に人気の観光ポットがあります。どの島もとても静かで風景が美しく、時間がゆったりと流れているように感じます。船に乗って島々を巡り、散策するのもおすすめです。ただ、商店やトイレが少なく飲食店もないので、食事などは持って行ってください。
また、塩竈には塩釜仲卸市場があります。市場内には145ほどの店舗があり小売業者や飲食店の方々が仕入れに来ますが、一般の人も買い物をすることができます。新鮮な魚介類を卸価格で購入できるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。朝3時~13時(土日祝~14時)営業、水曜定休で、日曜日には朝市(6時~14時)も開催しています。
秋山質店のある郡山市から車でお出かけするなら、マリンゲート塩釜までは東北自動車道・仙台北部道路を通り約2時間です。塩竈観光汽船は1日5便程度運行しているので、日帰りでも遊びに行けるかと思います。この夏は、手軽に離島のリゾートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
(写真/記事:島崎聖子)
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