がんばれ!東北!地域情報「2014年5月」記事一覧

盛岡手づくり村で、作る楽しさ発見!雫石町内で、オシャレなカフェ発見!

2014年05月29日

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 岩手県の盛岡市と岩手郡雫石町の境に、御所湖という緑に包まれた美しい湖があります。先日、その御所湖畔にある盛岡手づくり村へ行きました。盛岡手づくり村は、盛岡の工芸や郷土食などの伝統技術を見学・体験できる施設です。施設内には15もの工房があり、陶芸や竹細工、藍染めなど様々な製作体験を行っています。中には、盛岡冷麺を生地づくりから盛り付けまで行って、作った冷麺をいただくというものもあります。製作体験と聞くと、つい子供向けと思ってしまいがちですが大人も十分楽しめます。どの体験でも、大人の方が「楽しかった!」と大感激するそうです。自分で作った工芸品は旅の記念にもなるのでしょう。各体験の所要時間は30分~1時間程度ですが、「そんな時間はない...」という方は、煎餅焼き体験をしてはいかがでしょうか。私も、今回僅かな時間しか滞在できなかったので、煎餅焼きを体験してきました。所要時間はわずか3分ほどで、生地を小さな麺棒で伸ばして数回裏返しながら焼くだけ。お店で売っているようなきれいな南部せんべいが出来上がります。焼き立てアツアツのところを食べられるのが嬉しいですし、1枚100円なので気軽にチャレンジできます。また、盛岡手づくり村の展示即売室には4000種類もの商品が揃っているので、お土産を買うにも便利な施設です。

20140529_shizukuishi01.jpg20140529_shizukuishi02.jpg 盛岡手づくり村で過ごした後、新緑の御所湖を眺めながら雫石町に向いました。ちょうどお昼になったので、雫石町内で食事をするところを探していたら...雫石商工会の向かいに素敵なカフェを発見しました。古い建物を改装したらしい雰囲気のある佇まいで、中に入ると白い壁の店内に可愛らしい家具が配置され、小さいけれどもゆったりとくつろげるお店でした。キッズスペースがあり、ベビーカーも入りやすい設計にしているそうです。家族の憩いの場にも、友人同士のおしゃべりにも、一人で静かに過ごすのにもよさそう。スープパスタや焼きカレー、パンケーキなどのメニューがあり、飲み物の種類も豊富でした。思いもかけない所にオシャレなカフェを発見して、ちょっと嬉しくなりました。御所湖は盛岡市から車でわずか30分の距離でアクセスも便利です。郡山から出かけるには遠いという印象もあるでしょうが、実は、東北道の郡山ICから盛岡ICまでは約3時間半ほど。郡山から日帰りで遊びに来る方も多いそうです。御所湖からは小岩井農場へも20分ほどで行けるので、小岩井農場まきば園へも足を伸ばして存分に遊び、つなぎ温泉に宿泊するのもよいでしょう。

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 御所湖の尾入野湿性植物園では、5月下旬~6月半ばに2万5千株ものカキツバタが見頃になり7月にはホタルが舞うそうです。これからの季節、さらに魅力が増す御所湖一帯へ、ぜひお出かけしてみてください。
 

(写真/記事:島崎聖子)

美味もホタルもおもてなしも! 小野小町ゆかりの小野川温泉。

2014年05月20日

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 アキヤマ質店のある福島県郡山市から車で約1時間30分の距離にある山形県米沢市は、伊達氏と上杉氏が居城を構えた城下町です。上杉神社などの史跡が点在し、米沢織りなどの伝統工芸や米沢牛、米沢ラーメンといったおいしい食べ物もあり、東北の人気観光地の一つでもあります。その米沢市内にある小野川温泉は、私の大好きな温泉地の一つ。米沢市街地から少し足を伸ばしただけで(史跡上杉家御廟から車でわずか10分余り!)温泉を楽しむことができるのです。温泉街には露天風呂「小町の湯」のほかに「尼湯」「滝湯」と3つの共同浴場があり、入浴料はなんと200円!足湯や飲泉所もあるので日帰りでも十分に温泉三昧できます。旅館と2つの共同浴場から3か所に入浴できる「夢ぐり手形」(1000円)を利用してもよいでしょう。小野川温泉は小野小町が病を癒したという伝説があり美人の湯といわれ、伊達正宗公や上杉藩主にも愛された温泉なのだそう。肌当たりの柔らかい湯で、入ると疲れが癒されます。

20140520_onogawaonsen01.jpg また、小野川温泉はお湯がいいだけではなく、おいしい味覚もたくさんあります。温泉のミネラルをたっぷり含んだラジウム卵は味が抜群。スーパーマーケットで買う温泉卵と、こうも違うのかとびっくりしました。蒸かしたてのおまんじゅうや、お豆腐屋さんの豆乳ソフトクリーム、源泉を利用して育てた豆もやしもおススメです。豆もやしは豆の付いた長いもやしで、大豆の旨みとしゃきしゃきとした歯ごたえが特徴。おひたしや鍋物はもちろん、ラーメンに入れてもおいしいですよ。そして小野川温泉といえば、足湯につかりながらいただけるラーメン!携帯電話で注文をすると、足湯までラーメンを運んでくれるんですよ。「足湯で食べる」というシチュエーションにワクワクして、ラーメンが殊のほかおいしく感じられます。

20140520_onogawaonsen02.jpg 小野川温泉に宿泊するなら、これからの季節がよいかもしれません。6月の第3週から11月の第1週までは毎週日曜に朝市が開かれますし、6月中旬頃から7月下旬頃まではホタルが飛び交います。小野川温泉は、ゲンジボタルとヘイケボタルとヒメボタルを一緒に見られる数少ない場所です。毎年開催される「ほたるまつり」では、ほたる茶屋が設けられたりイベントが行われたりしています。

20140520_onogawaonsen03.jpg 小野川温泉の一番の魅力は「おもてなし」だと思います。どの旅館の方も心遣いが細やかで温かく接してくださるので、実家に帰ったように安心して寛げるのです。宿泊する度に、ほんわかと温かい気持ちになれる温泉地です。のんびり宿泊した後は、米沢市から喜多方市、会津若松市へと抜ける観光コースもおすすめです。地元の人に人気の米沢の奥座敷を、ぜひ訪ねてみてください。
 

(写真/記事:島崎聖子)

秋田の名産、特産、文化を体験! 秋田県横手市の「秋田ふるさと村」。

2014年05月09日

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 ここ数年、ずっと気になっていた秋田県横手市にある観光施設「秋田ふるさと村」に、とうとう出かけることができました。秋田に出張をした際に、「食事ができるしお土産物なら何でも揃う」と地元の方に教えていただいた施設でしたが、なかなか行けずにいたのです。実際に訪ねてみて、その大きさにびっくり! 敷地面積は東京ドーム4個分もあり、食事とお土産だけでなく、東北最大級直径23mのプラネタリウムが楽しめる「星空探険館スペーシア」、トリックアートや室内アスレチックのある「ワンダーキャッスル」、秋田の工芸を展示し製作体験もできる「工芸展示館」、「秋田県立近代美術館」がありました。

20140509_yokote01.jpg まずは、ワンダーキャッスル内のトリックアートを体験してみました。まっすぐ立っているのに斜めに立っているように見える部屋(歩くとクラクラします)や、体が大きくなったり小さくなったりする部屋、空の上を歩いているように見える部屋や、小人になったように見える部屋など、楽しい仕掛けが盛りだくさんで大人も子供も楽しめます。そしてぜひ、写真を撮ってみてください!不思議な写真がたくさんできますよ。

20140509_yokote02.jpg お昼ご飯は「もぐもぐ広場」で、2013年の横手やきそば四天王の一つに選ばれた「井端屋」の「横手黒毛和牛やきそば」をいただきました。特産の横手黒毛和牛をのせたゴージャスな焼きそばです。甘くジューシーな黒毛和牛のおいしさに感激します。このお店は「横手やきそばグランプリ」の初代受賞店というだけあって、麺はもっちりしておりソースも抜群においしく、シンプルな「横手やきそば」も絶品です。

20140509_yokote03.jpg 「星空探険館スペーシア」は3/21にリニューアルオープンして、デジタルシステムの鮮明な映像が楽しめるそうです。また、「秋田県立近代美術館」では4/26~7/13に「中村征夫写真展」を開催予定です。今回は時間がなく、見学できなかったのが残念。この施設は全ての建物が通路で繋がっているので、雨の日でも傘をささずに巡ることができます。「次に来るときには十分な時間を確保して、全ての施設を見学しよう!」と思いました。4/19(土)から屋外の「チューチュートレイン」も再開、広い敷地には外遊びの遊具も揃っているので、屋外レジャーも楽しめます。
 仙台市から約2時間、福島市からは約3時間、郡山市からは約3時間半の距離ですので、日帰りも可能です。岩手県西和賀町の湯田温泉など近くには温泉地もあるので、温泉に宿泊して家族レジャーを楽しむのも良いでしょう。
 

(写真/記事:島崎聖子)