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知っているようで知らない「質屋」の話 vol.6

2018年07月12日

腕時計のブレスレットのお手入れ方法

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腕時計を良い状態で保つには、日頃のお手入れが不可欠!メンテナンスのよしあしが、査定額に影響します。特に、高値での買取が続いているロレックス デイトナ116500LNなど、人気の腕時計を質屋に売る、あるいは預けることを考えていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください。

さて、具体的なメンテナンスの話に戻りましょう。前回ご紹介したケース、ガラス、リューズ、ベゼルに続き、今回はブレスレットについてお話しします。

ステンレスなどの金属性ブレスレットは、構造が複雑です。コマとコマの間やバックル裏に皮脂やホコリなどの汚れがたまり、放置すれば黒ずみやサビの原因に。数日に1回程度、市販されている時計用のナイロンブラシでお掃除してください。細かい箇所はつまようじが便利です。いずれも、力を入れ過ぎないようにご注意ください。

ただし、ゴールド素材のブレスレットにナイロンブラシや、つまようじはNG!金はとても柔らかい物質です。ナイロンブラシは意外と硬く、こすると線状の傷がついたり、ツヤや輝きが失われたりします。柔らかい布で優しく拭き、細かい箇所の汚れは細い綿棒で取り除きましょう。大切な腕時計に傷をつけないためにも、お手入れ方法についてわからないことがあれば、郡山のブレラ質アキヤマにお気軽にお問い合わせください。




18金は、さびる!

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ゴールド素材のブレスレットのお話しついでに、ゴールド素材のアクセサリーについて、豆知識をお伝えしたいと思います。

純度100%の24金がいつまでも輝きを失わないのに対し、18金は年月とともにさびていきます。お客様の中にも、お手持ちの18金のネックレスやリングを見て、「何だか、新品のときに比べて赤茶っぽくなったみたい」と感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

原因は、金に含まれる「割金(わりがね)」です。割金とは、金を加工しやすくするために混ぜる金以外の金属をさします。金そのものはさびませんが、割金として使われている「銅」がさびるのです。銅で作られている10円玉を見れば、ご納得いただけますよね。

金、厳密に言えば金に含まれる銅の大敵は酸素。さび=酸化ですから、腕時計もアクセサリーも、温泉やお風呂に入る前は、必ず外しましょう。通常の使用時に空気中の酸素に触れるのは致し方ないことですから、使用後は柔らかな布で優しくぬぐってあげるとよいと思います。

次回は、腕時計の革製ブレスレットのお手入れについてご説明します。(続く)