Brera質アキヤマ 知るほど・なるほど

薬剤師から質屋にキャリアチェンジ！

約5年間勤めた薬剤師のお仕事にも、私は大きなやりがいを感じていました。でも、心のどこかに「質屋」に対する想いが、静かに燃え続けていたのでしょう。だからこそ、小学校の先生と薬剤師の夫婦が、思い切ったキャリアチェンジに踏み切れたのだと思います。

質屋の商売としての知識がなかったため、まずは千葉県にある質屋で修業をしたことは、過去の社長のコラムでご紹介した通りです。通常は、学校を卒業してから質屋の修業を始める人が多い中、Brera質アキヤマは遅咲きの新参者。でも、私は遠回りをしたとは思っていません。一度、質屋ではない仕事に就いたことで、お客様の気持ちになって物事を考えることができるようになったとも思うのです。

一般的に、質屋は「古い」「暗い」「こわい」というイメージを持たれがちです。でも、それ以上に気になっていたのは、若い方ほど質屋を「知らない」ことでした。

解説！買取専門店と質屋の違い

特に若い方ほど、「買取専門店」は知っていても、「質屋」は知らないという人が大勢いらっしゃるようです。では、「買取専門店」と「質屋」は何が違うのでしょうか？

「買取専門店」は文字通り、お客様の持ち物を買い取る店です。不要になったブランドバッグや時計などを、お金に換えられます。実はこの買い取りのシステム、昔から質屋でも行われています。私たちも、商品知識や査定の技術をしっかり磨き、お客様をお待ちしています。

「買取専門店」と「質屋」の大きな違いですが、質屋は「買取」に加えて「預ける」ができるところにあります。お客様は、大切なものを手放すことなくお金を借りられる。これこそが、質屋ならではの魅力です。たとえば、給料日前でお財布がピンチのときの「ずっとほしかったレア物がネットオークションに出ている！」「週末のデート資金が足りない！」といったお悩みは、特に若い方に多いのではないでしょうか。そんなときは、商品を質屋に預けてお金を借りるという便利な方法があるんです。（続く）