Brera質アキヤマ 知るほど・なるほど

質屋の社長 秋山実です Vol.14

2016年09月10日

「Brera質アキヤマ」名前の由来

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「古い」「堅苦しい」というイメージを持たれがちな質屋。実際、質屋の歴史は古く、約800年前の鎌倉時代に生まれた商売といわれています。代々、質屋を続けているお店も多く、店先に丸で囲んだ「質」の看板を掲げられているのをご覧になった方もいらっしゃると思います。

私たちがめざしたのは、従来の質屋の古いイメージを覆し、今まで質屋になじみがなかった方も気軽に立ち寄りたくなるお店です。その思いが、ブティックのような店構え、リラックスして過ごせる内装、そして店名の「Brera質アキヤマ」に表れています。

Brera(ブレラ)の名は、イタリアのミラノにある「ブレラ美術館(Pinacoteca Di Brera)」前のブランド通りからいただきました。ミラノは、言わずと知れたファッションのトレンドをリードする都市です。イタリアミラノのお洒落な雰囲気と、利用しやすいカジュアルさを兼ね備えたお店。それがBrera質アキヤマです。


たくさんのお客様に支えられて

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Brera質アキヤマがオープンしたのは、2008年です。元小学校の先生と元薬剤師という異業種からの参入に加え、リーマンショックや東日本大震災という苦難を乗り越えられたのは、ひとえにお客様のおかげです。当店には、地元のお客様はもとより、都心から新幹線で1時間半というアクセスの良さもあって東京方面からもご来店されます。めざすは地域一番店! いずれは東北一、そして全国に名を知られる質屋へと成長したい。そんな思いを胸に、毎日頑張っています。

異業種からの転職で思い出したのですが、教員時代の同僚が遊びに来てくれたとき、こんなことを言われました。「先生をしていた頃と変わっていないね」。すっかり質屋になっていたつもりだったので少し驚きましたが、うれしくも感じました。質屋には、時計やバッグなどの"品物"を扱うイメージがありますが、私はお客様という"人"と接する商売だと感じています。先生をしていた頃、私は相手に目線を合わせて話す姿勢を自然に身につけることができました。今も、基本の接客は当時と同じです。先生をしていたときの経験が今も生かされているのかな、と実感することがよくあります。(続く)