Brera質アキヤマ 知るほど・なるほど

質屋の社長 秋山実です Vol.13

2016年08月13日

修行を終えていよいよ開店へ

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千葉での修行を終えた私たち夫婦は郡山に戻り、店を出す準備に入りました。まずは、土地選びです。

ところで皆さんは、街を歩いているときに質屋を見かけたことがありますか? 「見たことがないなあ」という人もいらっしゃると思います。質屋は、駅の近くなどの繁華街のほか、路地を1本入ったところにひっそり店を構えているところが多くあります。かつて、生活のために質屋を利用するお客様に配慮し、質屋の看板を控えめにしていた時代の名残なのでしょう。

私たちが思い描いたのは、新しいスタイルの質屋です。明るく、開放的な空間。ブティックのようにおしゃれで、お客様が気軽に訪れてくださるところ。郡山という土地柄、車でご来店されるお客様が多いのではないか。車なら、バッグなどのかさばる商品も気軽にお持ちいただけます。そこで、私たちは郊外にお店を構えることに決めました。


Brera質アキヤマのこだわり

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Brera質アキヤマは、郡山北警察署のすぐ近くにあります。お客様に場所を覚えていただきやすいですし、警察署が近くにあると何となく安心感もあるんです(笑)。お店の外観は白を基調としており、店名ロゴの赤や「質」ロゴの青がアクセントを添えています。天井が高い店内には開放感があり、大きなガラス窓から光が入ります。商品をディスプレイする什器は、木目を生かしたデザインのものを選びました。

細かいところでは、ボールペンも書き味のよいものを置いています。お客様に申込書などの記入をお願いする際、すらすらと気持ちよく書いていただけるようにと思ったからです。また、店内にはアロマのよい香りが漂っています。

質屋とは、お品物のお預かりやお買い取り、売却を行うところです。でも、私たちはあえて「質屋さんらしくないお店」をめざしました。ご来店くださったお客様が心地よく、楽しく過ごせる空間にしたいという思いが強くあったのです。こうして、さまざまなこだわりを形にしたBrera質アキヤマが生まれました。(続く)