Brera質アキヤマ 知るほど・なるほど

質屋の社長 秋山実です Vol.1

2014年11月10日

「秋山先生」が、質屋さんになった理由

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今日から、コラムをスタートしました。質アキヤマBrera の代表、秋山実です。

まずは、自己紹介をかねて、私が質屋をはじめたいきさつをお話ししたいと思います。

質屋には、古いイメージがあるせいでしょうか。親から子へと、代々受け継がれていると思われることがあります。

実際に、そのようなケースもありますが、当店は、オープンから7年という新しい質屋です。

では、質屋をする前は何をしていたかといいますと、小学校の先生でした。教育者一家に生まれ育ったため、先生になったのは自然な流れ。元気で、かわいい子どもたちに囲まれながら、充実した日々を送っていました。そんな私に、転機が訪れたのです。

元・先生&元・薬剤師の夫婦

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それは、妻との出会いです。妻の実家は質屋ですが、店は兄が継ぐことになっていました。

妻は、薬剤師として働いていましたが、もともと質屋になる夢を持っていました。私も、話しを聞いたり、妻の実家に出入りしたりしているうちに、「質屋は、おもしろそうだな」と感じるようになったのです。

「夫婦で、質屋を開こう」

 先生の仕事を離れるのは、少しさみしい気もしましたが、思い切って第2 の人生に方向転換することに決めました。そうと決まれば、とにもかくにも、質屋のノウハウを一から身に付けなければなりません。畑違いの仕事をしていた私はもちろん、質屋の娘である妻も、仕事としての質屋のノウハウは何も持っていなかったのです。

まずは、修業です。質屋の修業期間は3~5 年。その後、1 年間、お礼奉公をしたのち、独り立ちをするのが一般的です。私たち夫婦の場合、すでにアラサーで、質屋とは畑違いの元先生&元薬剤師......。道のりは険しそうです。

質屋になるための修行のお話をする前に、私と妻がどんな子供時代を過ごし、今に至ったかをさかのぼってお話ししたいと思います。(続く)

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